2009/06/03

A&T 09

先週末にアート&テクノロジー東北2009へ展示に行ってきた。

SFC博士課程の方の紹介で岩手で展示するお誘いを貰い、
ちょうど東北に遊びに行ってみたかったので参加することに。
しかし話が来たのが展示2週間前でそこから怒濤の作品制作。
move後輩と作品を実働2日で完成させるゴリ押し作品を抱え出発。
(集荷に間に合わず、本当に手に抱えて岩手まで行くはめに)

29日金曜の町田発の夜行バスで出発し、
翌日の朝5時に盛岡駅着。
しかし盛岡には朝早くから開いている店も無く、
タリーズで時間を潰す。

会場は盛岡駅すぐの岩手県民情報交流センター(通称アイーナ)
というところで、結構きれいな建物でした。
しかし設営時間が9時から10時のみ。短すぎ。
何とかキャリブレーションをゴリ押しでやりきる。

作品はこんなかんじ。
「AR time+」





通常ARtoolkitでCGオブジェクトと実世界を重ねる場合
ディスプレイ(あるいはHMD)を使うのだが、今回は鏡でやってみた。
筐体横のカメラ(本当はミラー内に置きたかった)から皿の模様を読み解析。
鏡部分はハーフミラーになっていて、壁側暗い方にリンゴが出力されているディスプレイがあるので、鑑賞者は鏡の向こう側にリンゴがあるように見える仕組み。
ディスプレイにしたことで奥行きが出たことと、皿にリンゴが載っているように見える。


リンゴの形が変わっているのは、腐敗していく様子を早回しで見れるという
日常で非日常を呈示するという意図だが、いかんせんクオリティが、、
あと少しフレーム数を増やしたりしたかった。
てかバナナのほうがよかったかも。

観客の反応はとても良くて、鏡の奥にものがあるということで驚いてくれる人が多かった。
こういうことやると苦い顔する都内の人と違い、岩手の人たちは優しかった。
というよりあまりAR技術が入ってきていない感はあった。

東北芸術大学非常勤講師のかたから、巨大な鏡にして骸骨とか出るとか
体からウジが湧くといいよね、というアドバイスをもらった。

そしてまさかの優秀賞。
勝因はオーソドックスだけど、今回は安定性を最優先させて、
結構レスポンスも早く気持ちよかったから?
技術としては新しくないけど、一度やってみたかったことだから
結構満足でした。
鏡の中に出すコンテンツはMRがはやったときに結構やりつくされたけど
ARでやると実世界に結構馴染んでた。また奥行き感が重要で、
奥行きをデザイン出来るような仕組み(ディスプレイが動くとか
透明ディスプレイを重ねるみたいな)をやると面白いかも。
透明ディスプレイを縦に重ねた映像やりたいなぁ。

翌日は盛岡から仙台へ移動しつつ観光。
中尊寺とか温泉とか行きました。めっさきもちええ。
あと利休という牛タン屋で夕食食べたが、美味しかった!
なんだかんだ結構満喫した先週末でした。

写真

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