2009/07/16

8mm

先日の事だが、最近懐古厨のぼくは、8ミリフィルムを現像しにいった。
Fujicaのsingle8をヤフオクで落としたので、七夕祭で撮影して、
早々と現像に持っていくことにした。
特にいい風景が撮れてるとかではないんだけど、場所が殺風景のSFCに人がたくさんいるってかんじだし。
8ミリフィルムを現像してくれる現像屋が日本には一社しかない事がわかって、
錦糸町にあるその店まで行く事にした。(別に郵送でもいいのだが、初めてだったので)

レトロ通販
http://film.club.ne.jp/

錦糸町からけっこう歩いた。小さい古そうな店舗で、8ミリフィルムの最期を見届けるには
しっくりくる店構え。
店に入り、いかにもな店員さんに現像したいと伝え、撮ったフィルムを渡すと、
「これ、期限切れてるかもしんないですね、あとフィルムがちゃんと回ってないかもしれないです」
「えっ」
「えっ」
あちゃー、終わった。
カメラやったことあれば分かるらしいんだけど、フィルムには期限があるみたいですね。
ヤフオクで落としたやつについてたフィルムだから、余裕で過ぎてたみたい。
デジタル世代乙。

初心者ということを伝えると、店員が色々教えてくれた。
フィルムの種類やら、どのカメラで撮ったらよいか。まずは露出をチェック出来るような
カメラじゃないと駄目という事。
そんで折角なのでと、8ミリ映写機を回してくれた。
からからと回り、小さいスクリーンに出る映像は、動きに少しぎこちなさがあって、とても味があった。
店員が
「でもあと3年くらいで8ミリも現像・販売中止になるだろうから今だけだろうね。
この国はあんまりそういうの大事にしないよね。」といったのが印象にのこった。

とりあえず新しいフィルム買って、帰ったけども、
何か8ミリでやってみたいと思った。
デジタルデータは一瞬で消えるものだけど、フィルムは壊れる事はあっても、消えはしない。
映像がものとして存在しているって、素晴らしいことだとおもう。
とくにデジタル世代にとっては驚きも含まれるはず。
この辺を大事にして作品を作れたらいいなと。終

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