2011/01/22

卒論関連研究 〜アニメーション制作支援 ソフトウェア編〜

卒業論文を提出して、少し落ち着いたので関連研究でサーベイした研究をまとめてみた。
アニメーション制作支援の研究なので、主に映像系コンテンツ制作支援やインタフェースの研究が多いです。

viscuit
グラフィカルプログラミングの概念を取り入れたアニメーションソフトであり、手描きの絵を個別に設定することによって簡単にアニメーションを制作できる。予め絵の切り替えを設定しておくので、制作途中でアニメーションが変化していくのが特徴である。
http://www.viscuit.com/



Scratch
MIT メディアラボのResnick らの開発した高級言語プログラミングベースのアニメーションソフトウェアである。ブロックが命令文として機能し、その一つ一つに設定を行うことができる。このアイコンを繋げていくことで、「forever」「when」「if」などのループ・制御構造をしたアニメーションを制作する。(あと小型ロボットPaperoの命令群も開発されてるらしい。)
http://scratch.mit.edu/



PICMO
うるまでるび氏の開発した誰でも簡単にアニメーションが制作できるソフトウェアである。主にマウスやタブレットを使い制作し、キャラクタを描画した後、線をなぞることで修正してくれる機能などを持つ。またアニメーション機能に特徴があり、キャラクタの手足等にピンを打ち、ピンを動かすことで手足を操作しアニメーション付けを行う。これは五十嵐らの研究を元に開発されており、ぬいぐるみを動かすような感覚でアニメーションを制作できるのが特徴である。
 http://picmo.com/


TV4U
TV4U は日本放送協会放送技術研究所が開発したアニメーションソフトである。TVML というテキストベースのスクリプト言語を元にCG、音声などを組み合わせてテレビ番組を制作することができる。スクリプト言語にはキャラクタ関係の命令文だけでなく、スタジオセットや小道具、カメラワークや照明なども用意されている。



 Anime de Blog
ユーザが入力したテキストを元に3D アニメーションを自動で作成するソフトウェアである。ユーザは「誰」「相手」「場所」「何をする」などの質問に対して、テキストで答えると、予め用意された素材から検索・表示しアニメーションを生成する。生成したアニメーションはユーザの持つブログやサイトなどに埋め込むことも可能である。
 www.animedeblog.com/

WordsEye 
Coyne らが開発したテキストから3DCG を自動生成するソフトウェアである。ユーザの入力したテキストからキャラクタ、位置、質感、方向、大きさ、動作などを識別する。またユーザはカメラのアングルやブラー効果などの画面のエフェクトを選択することができる。
Transliteracies » Blog Archive » WordsEye: An Automatic Text-to-Scene Conversion System:

Sequential Graphics
Sequential Graphics は線の描画時の動きを記録し、積層することにより描画時の臨場感を再現することのできるペイントソフトである。ユーザはループし描画されるキャンバスに線を描画し、リアルタイムに動的な線を追加することができる。作者の手の動きを臨場感として表現することができる。このソフトウェアでは、例えば火の燃える様子など普段絵では表現できないようなアニメーションを制作することが可能である。

0 件のコメント:

コメントを投稿